主婦起業、って、流行ってますよね。
子育て中のママさんが、お子さんやご主人が不在の平日昼間に自宅のリビングなどで開講する趣味のお教室。
アイシングクッキー講座が多いですかね。
パン教室、料理教室、カルトナージュ、リボン、ポーセラーツ、クレイクラフトなどなどなど。
私は習い事が好きなので、いくつか習いに行きました。
今日はその体験談というか、口コミというか、率直な感想を書きたいと思います！
私は嫌だなって思うことの方が多いです、すみません！
おうちサロンへ申込み 予約から入金まで
講師のみなさんはインスタやアメブロでレッスン情報を発信されていて、探すと家の近所にもけっこう見つかります。
レッスンの申し込みは、ダイレクトメッセージで直接アポを取ったり、「クスパ」というお教室掲載サイトで予約したりします。
ここで厄介なのが、『開催リクエストお受けします』とだけ書いてあって、レッスン日も内容も何も決まっていない状況が多々あること。
例えばアイシングクッキーで言うと、
7月1日11-13時で夏のさわやかレモンクッキーレッスンします。
とは、書いてないんです。
生徒が集まらなかった時のリスク回避。
だから、1回のやりとりで入金まで終わらないんですよね。
「初めまして。いついつに、何のレッスンを受けたいのですが可能でしょうか？」みたいなことから始まる訳です。
何回かやりとりして、入金となったら今度は、
「協会のほうへおいくら振り込みを、私へはおいくらを振り込んでください」
なんてこともありました。
「どこどこの認定校」と謳っていると、所属する元締めの協会があるんですよねー。
その関係で協会の取り分と先生の取り分を分けて振り込んだこともあったんです。
生徒側からすると、こんな内部事情めんどくさいですよねwww。
あと、支払いに関しては「当日現金払い」なところが多いイメージあります。
クスパを見ても、散見されます。
BASEとかでチケットを購入するタイプの予約形式になってるのに、なぜか支払いは「当日現金で」って書いてある先生もいるんです。
もちろんクレカ決済のところもあるし、事前に銀行振込のところもあるのですが、
なんで現金渡しなんだろう。。。あ、そゆこと。。って、思っちゃいます。
現金渡しで、行くと領収書が準備してあって、お支払いと引き換えにそれをくださった先生もいましたが、大抵は領収書を出すというお考えは持っていない先生が多い印象です。
「領収書でますか？」と聞くと、「えっ」みたいな雰囲気（すみません私の体験談ではこうなんです）。
となると、そーかそーか、旦那さんの扶養内で稼いでるのねー、現金だと足跡残らないものねー、など、邪推してしまいます。
でも実際、そういう税金対策？もぐり対策？というのも、少なからずあるのでしょう。。。
私はいつも、レッスン内容も日時も公開してあり、クスパで事前クレカ決済が可能な先生を選んでいます。
自宅で都合よく稼げる
ママさんたちのお教室へ行ってみると、「自分の都合でスケジュールを組み立てて、好きなこと得意なことで稼げるっていい仕事だなあ」って、思います。
教えることを楽しんだり、生徒さんとの会話を楽しんだり、そこから派生する横のつながりを楽しんだり。
育児や家事の合間に、レッスンの準備をしたり、内容を考えたり、耐えず次の知識の習得をしたりするのは大変かもしれないけど、それが在宅収入につながるなら厭わないかな。
それと、一等地のタワーマンションとか、高級住宅街の一軒家にお住まいの裕福ママさんにとっては、自分の生活を見せる＝先生ステキ。私もこんな生活がしたいって憧れて生徒さんに今後も通ってもらう、となるのも武器です。
私も海の見えるタワマン高層階のお教室に行きましたが、他の生徒さんは「先生！このリビングからの眺め、写真にとって良いですか？（キラキラキラ）」みたいな会話をしてました。
そんな会話を横に、
「この先生、マンションの管理組合にお教室やってる申し出してるのかな？不特定多数の無関係者が超高級マンションに出入りするのに。。」
「生徒さんに勝手に他のお部屋に入られたりしないのかな。盗難とか大丈夫なのかしら。」
なんて思うのが私です。
予約を忘れられた！
まさかそんなことが！なんですが、LINEで問い合わせ、予約、お金振り込んで仕事休みとって、
レッスンを忘れられたことがありました。
一軒家のお教室だったのですが、予約時間にピンポンを押しても誰も出てこない。
何度か押して、数分待ってまた押して。しかし、出てこず。
LINEを見返すと、確かに私は正しい。LINEしても既読にならない。
100歩譲って「お子さんに急病でもあったかな？」とは、ちょこっと思いました。
家の前で15分くらいウロウロしている不審者だったので、もう、帰ることにしました。
「帰ります」とLINEして先生宅最寄りの駅に着いた頃、先生からLINEが。
「忘れてました！ごめんなさい。日をあらためても良いですか？」
・・・あの、先生はご存知ないですが私このために有給休暇とってきてるんですよ。。
既読無視していたら10分後、
「今から支度するんで、30分待ってもらえますか？」
文句言っても仕方ないし、30分待って、お願いしました。
なんだ、居留守だったんだ。
結局お茶して時間を潰し、先生宅を再訪すると、
先生「寝ちゃっててーーー！あはっ！ほんとごめんなさい！今日は子供が幼稚園なかったから、主人を送り出したあと２度寝しちゃって。」
これが同じママ同士だったら「わかりますう。」なんて、言えるのかな？
んなことないですよね。
予約を忘れられた、ではないですが、早く行って嫌な顔された、というのもあります。
と言っても、10分前だったけど。
その先生は、開始時刻ギリギリに来てほしいという方でした。
レッスンの邪魔になる？旦那様がちょうどお部屋から出てきてすれ違うという気まずさを味わいました。
すみませんねえ。
知らない土地、しかも住宅街にうかがう時、念のため早く着くように向かいますよ。
それで、着いたら玄関前で時計をみながら待機だなんて、なんというか。。。
生活が見えてしまうのが嫌
私はそもそも、見ず知らずの方のおうちに単発レッスンでうかがう、というのが苦手です。
・上で書いたように訪問の緊張もある
・洋服も気を遣う（裸足じゃダメとか、靴は着脱しやすいものでとか）
・お部屋フレグランスとか、お高いキャンドルをたいていて、香りが漂っているのが、我慢できるけど好きじゃない。
こういうの、オシャレインスタとかで見たことありません？フランス製で、良い香りなのはわかるのですが、レッスン中ずっとはつらい。
ディプティック キャンドル べ 190g
・着くとすぐ風呂場前の洗面所で手を洗うので、家族の生活跡が見える
・今日は生徒さんが来るからって毎度掃除してる訳じゃなくてお手洗いに髪の毛とか、色々落ちてるときもある。
・なぜかみなさん、宅配便がけっこう来る。その度に先生の宅急便への塩対応が見える時もある。
・途中で子供が帰ってくる（こういうの、プロっぽくないなと）
・中には、料理が得意だとお昼ご飯を用意してくれる先生もいる。（すごーい！ってキラキラする生徒さんも居るけど、ランチ前のレッスン、指導よりランチの支度に時間とられてるんだよ。）
いろいろいろいろ、居心地が悪い。
だからなるべくなら、ご自宅開催ではないレッスンを狙ってます。
（レンタルスペースとか、カフェの一角を貸切とか）
バズって協会設立のビジネスチャンス
そんな先生たちですが、インスタを見てると、最初は主婦の隙間仕事だったのがバズって、ビジネスチャンスをものにしてる方もいます。
私が見ていたとある先生は、顔出ししてインスタライブもやっていて、バズって登録者が増えたら・・・
「お知らせ」という投稿があって、お教室講師としての活動は終了して、要は、お教室経営のコンサルになるってことでした。
そのほうが断然、儲かりますものね。
お教室講師としての収入も確保し続けるため、
・元々は大手協会で知識を身につけたけど、自分の協会を設立
↓
・オリジナルの認定講師講座を作り、講師続々誕生。（受講料は決して安くない）
↓
・その生徒（講師）たちが自分の認定校で教えるためのオリジナルレッスンを作る
↓
・認定校では「ライセンス料」を協会へ払わないと協会オリジナルレッスンができない
（ライセンス料が1万円だとしても、これでざっくざっくと、お金発生の無限ループが始まる。）
↓
・講師がある程度育ったら、次は「上級講師講座」を作ってまた新たなお金発生の無限ループができる。
某ネットワークビジネスではないけれど、理論的構造的には似ている。
すごいですよねー。
奇跡なのかもしれないけどそれも実力だし、チャンスをチャンスだと認識する力もすごいし、根性も根気も情熱も色々必要だと思う！
（旦那さんの経済力に守られているからこその冒険、というのは、ある。でも経済力のある旦那さんを見つけてるのもその人の才能。）
いいなあー。私もそうなりたい。
とか思って興味があるなって思った某認定講座は、4日間で35万円もしましたが。
これだけ高い設定にしているのは、認定講師になったらこれだけの収入が見込めるからですって、協会を立ち上げたご本人から説明されたけど、ないわ〜って、引いちゃいました。
その後その講座は生徒6人くらいで開催していて、近々第2回の生徒募集があるそうですよ。
みんなお金あるんだなー。
私は、日々の業務を地道にがんばりながらアンテナを張ります。
（ため息）
