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【副業を本業にしたい】ハンドメイド作家、開業届を出す

もう雇われてストレス溜めて生きるのは嫌だ。
秘書なんて転職しても、またどこかの人と人のハザマで神経をすり減らして生きるだけ。
今の社長が退職者に退職金を出していない(3万円くらい出して”退職金”だと言ってる)のは知ってる。
でも、社長は自分に会社名義で高額の生命保険をかけ、社員はどうでもいいけど自分の保身はすごくしてるのを知ってる。
だから、見限る準備開始。

今回の記事では、ハンドメイド作家として開業届を出して事業用銀行口座開設までのことをまとめました。
ハンドメイドに限らず、副業の収益が増え始めて確定申告がチラついてきた方の参考になると幸いです。

開業届を出すきっかけ

これは、ミンネなど販売サイトでの毎月の売上金額が大きくなってきて、年間収入20万は軽くオーバーしてきたから。
それと、「開業届」を出して気持ちを新たにし、もっと稼げるように頑張りたいという決意があったから。
(退職して失業給付をもらうことを考えている方は、開業届を出すタイミングは良く考えた上でご判断ください。給付がおりないケースもあるみたいです。)

開業日は「誕生日にしたい」「何かの記念日にしたい」「一粒万倍日にしたい」という方も多いと思いますが、私はわかりやすく、1月1日にしました。
まあ、それまでに色々利益が出ていたので、中途半端な日付にしてしまって後で経費処理で苦労したくない、というのも大きいです。
ちなみに、「1/1なんて役所は開いてないんだからダメでしょ!」と、言ってきた友人もいましたけどそんなことないですよ。。。

開業日は、過去に遡って出せます。
気をつけることは以下。
・開業日が提出日より後(未来)はダメ
・開業届は開業日から1カ月以内に出す決まりはあるけれど罰則はなしで受付けてもらえる
・小規模事業者にとっては税金のメリットが多い青色申告の申請は、開業届を出してから2カ月以上空いてしまうとダメ
・新規開業と同時に青色の申請を出す場合、開業日によって提出期限が変わる
1/1-1/15の開業日にした → 3/15までに提出(今回、私はこれに相当します)
1/16以降の開業日 → 開業日から2カ月以内に提出
とは言え、いずれにしてもいつでも青色は出しては良いのだけど、開業した年から青色にしたいならこうですよ、ということ。

白色は、「お小遣い帳程度の経費管理でいける」らしいのですが、そんなに利益の出ないハンドメイド作家。
そりゃもちろん、青色の一択です。

原始的に紙ベースで書類を作成して税務署に出しに行くか、
さらに返信用封筒や切手を用意してそれを郵送か、
開業freeeを使ってネット上で済ませてしまうか。

それは、時間があるかないか、
役所の人に質問相談確認したいことがあるとか、個人のお好みだと思います。

私は税務署が遠かったので交通費がかかるし、ネットで済むならもうネットでいいやと思いました。
ただ、後述しますが、色々副業をしていて、それぞれに屋号のついた銀行口座を作りたい方は、ネットではできません。紙の書類の作成が必要になります。

フリーソフトでネット開業

ネット上で開業届を出せるソフトは、

マネーフォワードか、

開業freeeでした。

どちらでも良かったのですが、開業freeeの例で説明している作家さんのサイトがあったので、その通りにすれば楽だし深く考えずに決定。
この時点で、その後の経理処理から確定申告書類の作成も、freeeでやってしまおうと決めました。

開業freee操作手順

では、やり方をおさらいしていきます!
私はスマホとマイナンバーカードで手続きしました。進めていくと、マイナポータルとe-Taxの連携も必要になります。
(これが面倒だと思う方は、郵送のほうの手間を選ぶことをお勧めします)

開業freee トップページにアクセスして、初期登録をします(赤丸のところ、どちらからでも。以降、画像はクリックすると拡大できます。)。

メアドやパスワードを入力。

氏名、働く場所(私は自宅)、仕事の概要(簡単でOK。却下なんてされませんでした。)、屋号(無くても良い。オンラインだと複数併記できず。)、収入の種類(事業所得)、従業員・家族の給与、確定申告の書類(青色申告 55万円控除)を入れて、

最寄りの税務署を選択します。

ここからは、スマホでマイナンバーカードの情報を読み込み、電子申請するやり方になります。
PCを使う場合、マイナンバーカードの読み込みをするカードリーダーが必要になるので、スマホからのほうが簡単で早いです。

書類を確認してみると、良く見るあの開業届のフォーマットに、だいたいの入力が済んでいます。
後ほど屋号付き銀行口座を開設する際は、この写しを銀行に提出することになります(電子申請なので印鑑欄に押印はなくてOK)。

ここでね、紙ベースですと、屋号のところに複数の屋号を併記できるのですが、オンラインの場合はできません。
複数の個人事業をやっていても、届出は主な収入となるメイン事業を届け出れば良いらしいのですが(業種によって例外あり)、ビジネスごとに複数の屋号付き銀行口座を作りたい方はネットでの開業届提出ではそれができません。(開業freee問い合わせ済み)

そしてマイナポータルとe-Taxを連携。
私は前に確定申告をしたことがあるので、利用者登録もしてあって番号が取れてました。
この部分の手続きをまるっきり初めてなさる方は、面倒に感じる方もいらっしゃるかも。
e-Taxのサイト、こんなのですが、アクセスされたことはあるでしょうか?

しばし別サイトで作業をして完了させて開業freeeに戻ってくると、あとはマイナンバーを入れて、

最後に開業freeeのアプリをスマホにインストールして開業の申請をします。

最後の最後、ちゃんと遅れたかどうかの確認をしてください。
赤丸のところに、日時が入ってきましたか?
そしてe-Taxのサイトに飛んで、受信通知のメールを保存しておきましょう。屋号付き銀行口座開設で必要になる場合があります。

わーい!
これであなたも個人事業主!

屋号付き銀行口座を開設

楽天銀行

開業届を出した後は、楽天銀行に個人ビジネス口座を作りました。
これは、私が普段楽天王国で生活しているからです。
既に楽天銀行に個人口座があったし、クレジットカードは楽天のプレミアムカードをメイン使いしているため。
(楽天銀行の個人ビジネス口座は、個人口座をまず作らないと、作ることができないので要注意)

こちらの、個人ビジネス口座開設申込からログインして、手続きを進めます。
口座名は、「屋号 + 自分の名前」になります。


(画像は公式サイトからです)

その後、返信用封筒なるものが送られてくるので、それに開業届の写しを入れて返送します。
紙ベースで税務署へ開業届を提出すると、開業届の写しに「受付印」が押されます。
でも、ネット提出だと、それがありません。
代わりに、「e-Taxの受信通知メール」も添えて返送しましょう。利用者識別番号、受付番号、受付日時が入っているので、開業届を出した証明になります。

1週間ほどで、楽天からは口座情報の書かれたレターと共に「セキュリティカード」だけが届きます。
ATMから現金をおろす「キャッシュカード」は、ついて来ないんです。
でも私は、さほど必要性を感じませんでした。
必要な方は、発行手数料1,100円(税込)を払うと発行してもらえますよ。

ちなみに、freee会計と楽天銀行は自動連携しておらず、手動で楽天銀行のデータをcsvに落とし、freeeにアップロードせねばなりませんが、まあ、あまり取引件数も多くないので問題なしです。
振り込み手数料についても然り。

PayPay銀行

そして、ペイペイでも講座を作りました。
なんでペイペイかって言うと、
1.ペイペイの個人間送金機能が使えたら、今後の対面物販も考えると便利じゃないか?!と思ったから
2.至急必要だったから

なのですが、1については、友人知人同士の精算で使う分にはOKなのですが、ビジネスでのこのような使い方はペイペイ的にも税務的にもNGということがわかって断念。
でもとにかく、数日以内には口座が必要だったので、PayPay銀行で屋号付きじゃない個人口座を作りました。

本人確認書類はネット上にアップロードするので、数時間で、1日でできた。こんな短時間で口座番号を入手できるなんて。
こちらも振り込み手数料は若干かかりますが、振り込むことは滅多にないし、とにかく早く、プライベートと区別した銀行口座が欲しかったから助かりました。

そんなこんなで開業届を出し、銀行口座を2つ作り(ここまでは完了)、クレジットカードもそれぞれ使い分けよう(ここからは未着手)というのが現状のお話。
のんびり屋の私が、日々の秘書業務のストレスを抱えながらここまでできたのは・・・勢いです。

さて、この状態になってから、結局半年くらいひたすら領収書だけ貯める日々になってしまうのですが、こちらもようやく目覚め始めました。
次回は確定申告に向けての準備をまとめたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。
同じ状況の皆様へのヒントになりますように。

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